べ・・・別にあんたのために書いてあげた訳じゃないんだからねっ!
2008年 09月 23日
キィン・・・キィン・・・
刃物と刃物とが交わる音が空間内を反響していく。
「はあッ・・・ぐっッ・・・。」
じゅんの両手には光り輝く刃を持った剣が握られている。
闇と戦い始めて早1時間が経とうとしていた。
「アナタは、私にはかないません。素直に負けを・・・」
「うるせえ!!」
今度はじゅんの放った言葉が反響し、沈黙へと変わった。
「・・・アナタは考えたことがありますか?」
「何をだ。」
「我々がどうして戦っているのかを。」
そういえば、そうだ。
何故戦ってる?
こんなことやってるよりもゲームとか、カードとか、そっちのほうが楽じゃねーか。
どうして俺は戦っている?
別に仲間を殺された主人公でもない。
何故だ?
次の瞬間、俺は自分が笑っているのに気がついた。
実際には笑っていなかったかもしれないが、心の中では笑っていた。
熱くなった自分の体。
額を伝う汗。
高鳴る鼓動。
「楽しいから・・・。」
自然と言葉がこぼれた。
「楽しい?」
「ああ。」
「一歩間違ったら死ぬとも言えるこの状況が?」
「そうだ。」
やっと気づいた。
この充実感とスリルの掛け持ち。
――俺は、生きてる。
「・・・ふうっ!」
俺は大きなため息をひとつついた。
「どうしたんです?」
奴の質問に答えることなく、両手を地面に押し付ける。
「・・・・・・a・・・s・・・・・・・・dd・・・・・・・・・・・・se・・w・・・・・・」
「日本語でおk」
自分でも理解できない呪文。
ただ頭じゃなく、感覚として残っている。
呟いた呪文が終わると、地面から黒刀が姿を現した。
「・・・終わらせるのももったいないが、仲間が待っているんでな。」
じゅんは片手に白く光る剣を、
もう片方の手には黒く濁った剣を持ち・・・。
「グアアッダガ・・・フーッフーッ・・・バシャーーーーーッッ」
人間とは思えないほどの声をあげた。
刃物と刃物とが交わる音が空間内を反響していく。
「はあッ・・・ぐっッ・・・。」
じゅんの両手には光り輝く刃を持った剣が握られている。
闇と戦い始めて早1時間が経とうとしていた。
「アナタは、私にはかないません。素直に負けを・・・」
「うるせえ!!」
今度はじゅんの放った言葉が反響し、沈黙へと変わった。
「・・・アナタは考えたことがありますか?」
「何をだ。」
「我々がどうして戦っているのかを。」
そういえば、そうだ。
何故戦ってる?
こんなことやってるよりもゲームとか、カードとか、そっちのほうが楽じゃねーか。
どうして俺は戦っている?
別に仲間を殺された主人公でもない。
何故だ?
次の瞬間、俺は自分が笑っているのに気がついた。
実際には笑っていなかったかもしれないが、心の中では笑っていた。
熱くなった自分の体。
額を伝う汗。
高鳴る鼓動。
「楽しいから・・・。」
自然と言葉がこぼれた。
「楽しい?」
「ああ。」
「一歩間違ったら死ぬとも言えるこの状況が?」
「そうだ。」
やっと気づいた。
この充実感とスリルの掛け持ち。
――俺は、生きてる。
「・・・ふうっ!」
俺は大きなため息をひとつついた。
「どうしたんです?」
奴の質問に答えることなく、両手を地面に押し付ける。
「・・・・・・a・・・s・・・・・・・・dd・・・・・・・・・・・・se・・w・・・・・・」
「日本語でおk」
自分でも理解できない呪文。
ただ頭じゃなく、感覚として残っている。
呟いた呪文が終わると、地面から黒刀が姿を現した。
「・・・終わらせるのももったいないが、仲間が待っているんでな。」
じゅんは片手に白く光る剣を、
もう片方の手には黒く濁った剣を持ち・・・。
「グアアッダガ・・・フーッフーッ・・・バシャーーーーーッッ」
人間とは思えないほどの声をあげた。
by zyakuuru212
| 2008-09-23 00:54